1949-11-10 第6回国会 参議院 文部委員会 第2号
第二は、同じような文化国家の在り方ということについてでありますが、先頃田中委員長なども推薦委員となられて決められたところの、文化勳章を受けられた方々についてでありますが、これは何と言いましても、もう老人であられるようでありまするけれども、我が国の文化功労者として非常に盡されか方でありまするので、何らかの方法によつて、我々一同がこの文化勳章を受けられた方々と一緒に席を同じうして、感謝すると同時に、文化
第二は、同じような文化国家の在り方ということについてでありますが、先頃田中委員長なども推薦委員となられて決められたところの、文化勳章を受けられた方々についてでありますが、これは何と言いましても、もう老人であられるようでありまするけれども、我が国の文化功労者として非常に盡されか方でありまするので、何らかの方法によつて、我々一同がこの文化勳章を受けられた方々と一緒に席を同じうして、感謝すると同時に、文化
そこで今までの制度をながめてみますと、かの文化勳章であるとか、あるいは藝術院賞の選択であるとか、ともかく文化の建設、その他社会各方面のことに貢献をしました人々に対する表彰の問題であります。
現在栄典授與ということは、一般的には一時関係方面の考えもあつて停止しておりますけれども、御承知の通り、過般文化勳章を藝術家その他に授與するということもありましたし、学士院の会員に推薦するとか、その他学術奬励のために奬励金を出すとかいうことはいたしておりますが、しかしこれをもつて足れりとするのではないので、なおお考えがありましたならば十分研究をいたします。
横山大観に文化勳章を上げる。横山大観は勳一等であるが、竹内栖鳳は勳二等である。すでにその人の絵が何か階級ができてしまうような感じを與えまするので、少くも文化に関するものは無階級の表彰をするということが望ましいのではないか。そういうふうな意味で、文化に関する表彰は無階級の勳章を一つ、今までもうそでありましたが、作るということに相成つたわけであります。
○受田委員 新しい栄典制度の文化勳章、普通勳章、それに旧勳章の佩用も許すということであるが、英國におけるガーター勳章、フランスではナポレオン以後一貫した勳章を有している。日本では將來いかにする考えですか。
○鈴木(里)委員 美術家でも社会公共に功労のあつた者に、文化勳章以外の勳章が授けられてよいというお考えならば、なおさら文化勳章を二級に分けた方がよいと考えます。
新勳章制度は、一種五級の普通勳章を、單一級の文化勳章といたしました。普通勳章を一種五級といたしましたことは、在來の数種あつて、級別も多かつたのを簡素化いたすことが適切と考えたからであります。文化勳章を設けましたのは、文化に関する特に優れた功労については、その特殊性に鑑み、單一級の特別の勳章を設けて表彰することが適当と存じたからであります。
新勳章制度は、一種五級の普通勳章と單一級の文化勳章といたしました。普通勳章を一種五級といたしましたことは、在來の数種あつて級別も多かつたのを簡素化いたすことが適切と考えたからであります。文化勳章を設けましたのは、文化に関する特にすぐれた功労については、その特殊性に鑑み、單一級の特別の勳章を設けて表彰することが適当と存じたからであります。
その内容をうかがいますと、わが國柄にふさわしく、平和勳章、文化勳章、功勞章、善行章、あるいは國家的記章などを設けまして新機軸を出さんと努めているようでありますが、この榮典制度の改革ということも、もともとわが委員會におきまして、第一囘國會、昨年八月以來しばしば討議研究せられてきたところであります。
で、現にこの文化勳章ができたときに、どなたでしたか、岡本綺堂さんでしたか、或いは誰でしたかが、文士が勳章を貰つて何になるということをいわれたことがあるので、實際私は自然科學者は勳章を貰つてどうするかというふうなことになつては、折角本委員會で若しこの請願を採擇した場合に、その結果からもそういう點も考えられまするので、どうも日本では何かいいことを奬勵するという場合には、法律でこれを奬勵する、或いは勳章をやると
今日文化勳章というものはございます。併しながらこれは廣く文化全般に亙つておるのでありますから、從來この文化勳章をお受けになりました方々を見ましても、西洋畫であるとか、日本畫であるとか、和歌であるとか、文學であるとか、能であるとかといつたような方面の方、出版であるとかというような方面の方も文化勳章はお受けになつておる。私共のここに申しますのは、必ずしも自然科學に限る意味じやありません。
更に昭和十二年に文化勳章の制定がありました時には、その第一回の受領者となつておられるのであります。これは当然なことであると存じます。露伴翁は慶應三年の生れでございますから、本年は八十一歳に当られます。そうして先月が翁の生れた月だそうであります。そこで先月は翁の八十の賀が祝われたやに聞いております。
参議院ハ帝國学士院会員、帝國藝術院会員、文化勳章受領者、文学博士幸田成行君ノ長逝ヲ哀悼シ、恭シク弔詞ヲ呈ス 只今朗読いたしました弔詞に賛成の諸君の起立を請います。 〔総員起立〕